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2010年8月20日

平成22年度SCRP日本代表選抜大会開催

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 さる8月20日(金)、歯科医師会館において、平成22年度(第16回)日本歯科医師会/デンツプライ スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム日本代表選抜大会が開催された。本大会は、歯科学生みずから研究テーマを設定し、その内容や調査結果を競うもの。歯科界の発展を担う研究者・教育者・開業医の国際的な輩出を目的とし、各国歯科医師会主催、デンツプライ社後援のもと世界35か国で開催されている。

 本年度は全国から22校が参加し、当日午前より審査会場にて各大学を代表する学生が英語によるテーブルクリニックを行った。その後、審査が行われ、その結果が表彰式にて発表された。本大会より基礎部門と臨床部門が設けられた。以下に審査結果を示す。

優勝(臨床部門1位):「う蝕予防を目的としたまんじゅうの製作と研究」(岸田瑠加さん、大歯大5年生)/共同研究者:塩谷洋子さん

第2位(基礎部門1位):「歯根膜に対するペリオスチンの作用における組織化学的所見」(本郷裕美さん、北大歯学部6年生)

 優勝した岸田さんは「共同研究者や先生方に感謝します。アメリカでは自分の実力以上のものが出せるようがんばります」と受賞の喜びを語った。岸田さんのファカルティアドバイザーのひとりである山中武志氏(大歯大歯学部准教授)は、「当初は他の候補者と比べ(まんじゅうという)タイトルで負けてしまっているのでは?と思ったが、学生らしい発想ですばらしい研究ができたと思う」と述べた。

 日本代表となった岸田さんは、本年10月7日より米国オーランドで開催されるアメリカ歯科医師会(ADA)年次大会に参加し、世界各国の代表とともに発表を行う予定である。