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2011年4月28日

ITI Study Club 2011 SC東京2セミナー開催

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 さる4月28日(木)、東京医科歯科大学歯学部において、研修会「SC東京2」(ディレクター:新村昌弘氏)によるセミナーが行われた。会場にはInternational Team for Implantology(以下、ITI)メンバー・非メンバーあわせて25名が参集した。

 オープニングとして新村昌弘ディレクター(東京都開業)から、新体制によるStudy Club(以下、SC)の概要、活動方針、ならびにITIとStraumann社との協力関係について講演が行われた。SCはつねに30名前後の少人数制をとり、ITIメンバーであればSCに無料で参加し、ITIからのダイレクトな情報を得られるうえ、地域のメンバーと有意義な交流を行うことができる。非ITIメンバーは、2回まで無料でSCに参加可能である。またSCは日本歯科医師会生涯研修事業認定研修会の申請中である。

 つぎに塩田 真氏(医歯大准教授、SCコーディネーター)より、きたる7月31日(日)に開催予定の東日本大震災チャリティイベントについて告知された。また、本来であれば同日に開催する予定であった「ITI Congress Japan」を2012年6月に開催する予定であることが述べられた。その後、「インプラント即時荷重の歴史的背景」と題し、即時荷重の背景、年々変化している即時荷重の定義を、臨床例を交えて講演された。塩田氏へは即時荷重に関わる術式や器具、咬合様式などについて多くのアドバイスが求められた。

 続いて岡田素平太氏(東京都開業)、月岡庸之氏(東京都開業)が、2010年にジュネーブ(スイス)で行われた「ITI World Symposium 2010」の講演内容を軸に、それぞれ歯槽堤保存と上顎洞底挙上術について、文献と症例を提示しつつ講演された。

 最後に松山康正氏(静岡県開業)より、「上顎臼歯部複数欠損症例におけるインプラント埋入計画」と題した症例報告が行われた。

 SC東京2は本年より、現在国内外で活躍されている歯科医師による講演、気鋭の次世代臨床家による講演、ビギナー歯科医師による症例報告の3本立てで行っていく予定である。新体制となった第1回目は多くの質問が飛び交い、参加者と演者による活発なディスカッションが行われた。

 次回はきたる6月2日(木)に、同会場にて飯島俊一氏(千葉県開業)を迎えて行われる予定である。