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2011年11月20日

東日本大震災のチャリティー講演会開催

『絆』北海道から東北へ~「口腔」私の治療計画をテーマに

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 さる11月20日(日)、千歳市民文化ホール(北海道)において、『絆』北海道から東北へ~「口腔」私の治療計画をテーマにしたチャリティー講演会(主催:チャリティー講演実行委員会、事務局・高橋徹次氏)が、約200名の参加者を集めて盛大に開催された。当日は北海道を代表する8名の演者(すべて北海道開業)が、それぞれ被災地への思いを胸に講演を行った。演題および演者を以下に示す。

・「効率的な下顎位の確保」佐々木ミッシェル氏
・「正中矢状面を基準とした治療計画の立案と臨床」高橋徹次氏
・「義歯の実力で治療計画が変わる」木村貞久氏
・「一般臨床と歯内療法の関わり」坂東 信氏
・「BECSによる簡単・正確・安全なGBR」猪子光晴氏
・「歯周治療の視点から見た治療計画の立案について」三上 格氏
・「Welcome to digital dentistry」市岡千春氏
・「インプラント治療における客観的診断基準の重要性について」吉村治範氏

 各々が講演の冒頭、東日本大震災への思いを述べるとともに、歯内療法~歯周治療~下顎位~総義歯~インプラント等と多岐にわたるそれぞれの得意分野について、会場に詰め掛けた聴衆に向けてこれまでの経験をもとにその勘所や将来展望を解説した。

 また、午前の終わりには、本講演会の準備を中心となり行った柳 智哉氏(北海道開業)と交流のある高井 徹氏(埼玉県開業)が作成したDVD「被災地へ思いを寄せる(高井歯科医院が東日本大震災の被災地へ支援物資とメッセージを送るなど活発な活動を続けている様子や震災直後の様子などをまとめたもの)」が上映され、会場皆、この震災を風化させてはいけないとの思いにかられた。

 なお、当日の収益および募金の全額は北海道歯科医師会を通じて、被災地へ届けられる予定。