2025年12月号掲載
日本版オリジナルページ 知っておきたい歯科矯正学の基本の「き」(第25回)
※本記事は、「JAO[Journal of Aligner Orthodontics]日本版 2025年No.6」より抜粋して掲載。
セファログラムの使用目的
頭部エックス線規格写真、いわゆるセファログラムは、1931年Broadbent Hofrath が健常者の成長発育を研究する目的で顔面頭蓋の撮影を規格化するために発表して以来、歯科矯正学において臨床・研究の両面で広く応用されている1,2。セファログラムを用いて顎顔面外縁の他、頭蓋内部に計測点を設定し、顎顔面形態と咬合の関係や成長発育に加えて、矯正歯科治療前後の形態変化を診断することができる。主な利用法には、①標準的な値と比較し診断・治療計画の立案に役立てる、②矯正歯科治療前後の顎顔面形態の比較を行い治療効果の検討を行う、③成長による経時的な変化を観察する、などが挙げられる3 。