2021年3月号掲載
第2回:研究テーマの設定について
臨床研究の6つの手順
今月から、実際の研究の世界を見ていきましょう。まず、研究の進め方について説明したいと思います。さまざまな研究方法がありますが、おおよそ以下の6つの手順で進めます。
①研究テーマの決定
②研究デザイン・予算の把握(現実的な研究計画をたて予算も把握する)
③プレ研究(少人数への実施、研究計画どおりに実施できるか確認・修正)
④研究・調査開始
⑤得られたデータの解析
⑥学会発表・論文作成
という6つの流れで一連の研究が終了します。
「臨床疑問」のパターン化
日々の臨床で生じる疑問(Clinical Question)、つまり「どの治療がいいの?」「どの検査がいいの?」「この患者さんのリスクはどれぐらいなのか」はありませんか? 治療・診断・リスク・予防など、さまざまな分野の疑問を解決するのが「研究」です。研究テーマは、この疑問から決定すると良いでしょう。興味のあること、解決しなければならないことなど、生じた臨床疑問は、「パターン化」することでテーマを選びやすくなります。
このパターン化(疑問の定式化)には「PICO」を用います(図1)。どのような患者さんに(Patient)、どのような治療・評価をしたら(Intervention)、何を比較して(Comparison)、どのような結果になる(Outcome)という4つに分けて明示します。このPICOを用いて臨床疑問を“パターン化“して、研究テーマの“源”を量産する必要があります。実際の研究は10ほどの疑問から1つ研究可能なら良いほうです。3~5つ程度の研究を同時並行することが多いため、30~50ほどの臨床疑問が必要です。
今月から、実際の研究の世界を見ていきましょう。まず、研究の進め方について説明したいと思います。さまざまな研究方法がありますが、おおよそ以下の6つの手順で進めます。
①研究テーマの決定
②研究デザイン・予算の把握(現実的な研究計画をたて予算も把握する)
③プレ研究(少人数への実施、研究計画どおりに実施できるか確認・修正)
④研究・調査開始
⑤得られたデータの解析
⑥学会発表・論文作成
という6つの流れで一連の研究が終了します。
「臨床疑問」のパターン化
日々の臨床で生じる疑問(Clinical Question)、つまり「どの治療がいいの?」「どの検査がいいの?」「この患者さんのリスクはどれぐらいなのか」はありませんか? 治療・診断・リスク・予防など、さまざまな分野の疑問を解決するのが「研究」です。研究テーマは、この疑問から決定すると良いでしょう。興味のあること、解決しなければならないことなど、生じた臨床疑問は、「パターン化」することでテーマを選びやすくなります。
このパターン化(疑問の定式化)には「PICO」を用います(図1)。どのような患者さんに(Patient)、どのような治療・評価をしたら(Intervention)、何を比較して(Comparison)、どのような結果になる(Outcome)という4つに分けて明示します。このPICOを用いて臨床疑問を“パターン化“して、研究テーマの“源”を量産する必要があります。実際の研究は10ほどの疑問から1つ研究可能なら良いほうです。3~5つ程度の研究を同時並行することが多いため、30~50ほどの臨床疑問が必要です。