2025年6月号掲載
第5話:人材難時代の経営はITツールを使い倒そう
※本記事は、「新聞クイント 2025年6月号」より抜粋して掲載。
従来の成功モデルが通用しない人材難時代の歯科医院経営
出生率の低下による将来の労働力不足、そして人口減少に歯止めがかからない日本のマーケットにおいて生き残るための令和時代の歯科医院経営について考えたいと思います。かつての歯科医院経営の成功モデルは、分院展開によって事業規模を拡大し、多くの患者さんを診療して収益を上げるのがロールモデルでした。しかし令和に入って人材難の時代となり、従来モデルからの転換期が訪れつつあります。
今後歯科医院は、地方を中心に減少していくことが予想されます。地域によっては深刻な歯科医院不足が加速し、都市部と地方の格差は今以上に拡大するでしょう。昨今では、開業にあたり平均7,000~8,000 万円の借り入れを行いますが、人口減少にともなうマーケットの縮小そして後述する歯科衛生士・歯科助手の雇用難も相まって、開業のハードルはさらに高くなっています。そのため開業前から入念な情報収集・市場調査を行い、戦略的な開業が必須になりつつあります。