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2026年10月号掲載

第9回:高齢者歯科保健施策における歯科衛生士の役割(前編)

※本記事は、「新聞クイント 2026年10月号」より抜粋して掲載。

地域で「食べる」を支える歯科衛生士へ

地域の歯科医療を支える「人」の確保

 秋野憲一先生による寄稿(本欄第7、8回)では、今後の人口減少を見据え、市区町村単位ではなく広域で在宅歯科医療を確保し、在宅歯科医療連携室などを地域の歯科医療を支える拠点として整備する必要性が述べられた。地域の歯科医療提供体制の整備は、2040年に向けた重要な課題である。

 一方、その仕組みを実際に動かす「人」についても考える必要がある。特に高齢者の日常生活に継続的にかかわり、口腔の変化を早期発見できる歯科衛生士の役割は、今後さらに重要になる。フレイルや認知症、複数の慢性疾患をもつ85歳以上の高齢者が増え、歯科治療が必要でも、みずから歯科診療所を受診することが難しい人が増加するからである。

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