マイナス1歳から始める母子保健のすすめ! 2024年5月号掲載 Vol. 4 妊婦の生活習慣とう蝕リスク 後で読む 世界でもっとも多い病「う蝕」立ち向かうカギは妊娠期!? 世界疾病負荷研究1によると、369種類の傷病の中で有病者ランキング1位は永久歯う蝕(未処置)、また小児における第1位は乳歯う蝕(未処置)でした。依然としてう蝕は世界的に有病者が多く、個人や社会に大きな経済負担をもたらしています。また感染症の視座でう蝕を捉えると、コロナ禍以前より世界的なパンデミックがずっと続いていることになります。 令和4年度歯科疾患実態調査結果をもとに国内の動向に目... 仲井 雪絵 ナカイ ユキエ 神奈川歯科大学大学院歯学研究科小児歯科学分野 教授 1992年、岡山大学歯学部卒業。1996年、同大学大学院歯学研究科修了後(博士〔歯学〕)、同年4月より同大学歯学部助手。1997年より3年間、ワシントン大学歯学部(米国シアトル)へ留学。2000年に帰国後、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科助教を経て、2016年、静岡県立大学短期大学部教授。2025年4月より現職。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。