マイナス1歳から始める母子保健のすすめ! 2024年10月号掲載 Vol. 9 周産期口腔管理の有効性を科学する 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2024年10月号」より抜粋して掲載。 SR論文から考える妊婦に対する予防介入効果 日常の臨床現場で判断基準にするべきなのは、個別の研究から導かれた結果ではなく、複数の研究によって支持される良質なエビデンスです。良質なエビデンスは、個別の研究結果を網羅的に収集した後、適格基準に基づいて取捨選択し、それを統合的に評価することで得られ、その一連の過程をシステマティックレビュー(以下、SR)とよびます。 今回は、妊婦... 仲井 雪絵 ナカイ ユキエ 神奈川歯科大学大学院歯学研究科小児歯科学分野 教授 1992年、岡山大学歯学部卒業。1996年、同大学大学院歯学研究科修了後(博士〔歯学〕)、同年4月より同大学歯学部助手。1997年より3年間、ワシントン大学歯学部(米国シアトル)へ留学。2000年に帰国後、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科助教を経て、2016年、静岡県立大学短期大学部教授。2025年4月より現職。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。