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学会|2021年9月3日掲載

(特非)日本顎咬合学会

堀ちえみさんが口腔がんの早期発見・治療を訴える

今井 裕氏(写真左)と堀 ちえみさん。
今井 裕氏(写真左)と堀 ちえみさん。
 7月17日(土)より、Web配信にて、第38・39回日本顎咬合学会学術大会 公開フォーラムⅠ・Ⅱ(黒岩昭弘大会長、理事長)が開催された。

 公開フォーラムⅠは「超高齢社会における歯科の役割」をテーマに、上濱 正氏(茨城県開業)、南 清和氏(大阪府開業)らの座長のもと、河原英雄氏(歯科医師)、竹内孝仁氏(医師・日本自立支援介護・パワーリハ学会理事長)、長谷川嘉哉氏(医師・医療法人ブレイン 土岐内科クリニック)、植田耕一郎氏(日本大学歯学部摂食機能療法講座)、
油井香代子氏(医療ジャーナリスト)らがそれぞれ講演した。

 公開フォーラムⅡは「口腔がん」をテーマに、今井 裕氏(一般社団法人日本歯科専門医機構理事長)の座長のもと、柴原孝彦氏(東京歯科大学千葉歯科医療センター)、堀 ちえみさん(歌手・女優)、嶋田 淳氏(明海大学歯学部付属病院)、垣添忠生氏(公益財団法人日本対がん協会会長)らが講演した。

 堀さんと今井氏の対談形式で行われた「口腔がんを乗り越えて~今だからこそ知ってほしいこと」では、堀さんの舌がんについて初期の所見、診断、治療、治療後のリハビリと今後の活動などについて詳らかに語られた。そのなかで堀さんは、舌がんの診断まで約7か月を要し、ステージ4までがんが進行していた経験を回顧し、「がんは早期発見・治療が本当に大切」と述べ、口腔がんはがん全体の1~2%の希少がんながら、罹患すると患者のQOLに大きくかかわることから、定期的な検診の必要性、また患者と医療関係者双方への口腔がん自体の認知度アップの必要性を訴えた。

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