2014年12月20日掲載

<font color='green'><B>EPSDC研修会、歯内療法学コース第6回目を開催</B></font>

<font color='green'><B>EPSDC研修会、歯内療法学コース第6回目を開催</B></font>
 さる12月20日(土)、21日(日)の両日、TID’s(東京国際歯科)ビル(東京都)において、EPSDC研修会(宮下裕志主宰)による歯内療法学コース(ステージ4)の第6回研修会が開催された。本研修会は、スカンジナビアンスタイルの歯科医療を5つのステージ(ステージ1:診査診断学ベーシックコース、ステージ2:診査診断学アドバンスコース、ステージ3:歯周病学コース、ステージ4:歯内療法学コース、ステージ5:海外のスペシャリストに学ぶ)からトータルに学んでいけるように構成されている。  今回はFailing/Failedがテーマ。宿題となっていた「失敗ケース」と思われる症例を聴講者に提出してもらい、それぞれの症例についてどうすればよかったかを一緒に考えていった。排膿しているときには細菌の存在を現わしているので、細菌感染を取り除くために根管治療を行い、ビタペックスと水酸化カルシウムを填入してフィステルの消えるのを待ってから根管充填を行うのが基本と解説した。また最近では、大きな歯根嚢胞(cyst)も根管治療すれば治っていくという報告もされているという。  その後、Ni-Tiファイル特徴を海外の研究論文をあげて提出するという宿題レポートに移り、ファイルの特徴、細菌学的、臨床効果に分けて論じていった。また文献の探し方や研究の信頼度についても解説を加えていった。

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