2015年7月26日掲載
「卒後に学ぶペリオ―新進気鋭の専門医に聞く―」をテーマに盛況となる
東京医科歯科大学歯科同窓会講演会開催

本講演会の講師は同大学出身で、昨年まで歯周病学分野に在籍(現非常勤講師)していた新進気鋭の2名。午前に登壇した小林宏明氏は住友商事歯科診療所所長、午後に登壇した秋月達也氏は神奈川歯科大学歯周病学分野講師として現在活躍している。
小林氏は「こんな質問に答えられますか?」、「原因を正確に把握する」と題して、測定誤差の話からエンド・ペリオの臨床像までを講演、なかでも、難症例ともいわれている「エンド・ペリオ病変」をSimonの分類を用いて分類し,その治りやすさからアプローチ法を考えていく試みは関心を得ていた。
また、秋月氏は「歯周外科の必要性」、「歯周外科の実際」と題して、Papilla preservation techniqueをはじめとした歯周外科治療について講演。上述のテクニックのとくに剥離、縫合について、動画を用いて簡潔にわかりやすく説明していた。
昼休みまでメモを取り続けたり、途中退席などもほとんどなく、熱心に講演に聞き入る参加者の姿が印象的で、質疑応答も時間ギリギリまで活発に行われた。