2017年4月22日掲載
「歯周組織再生の新たな展開」をテーマに
第25回九州臨床再生歯科研究会講演会開催

村上氏はリグロスの特性として、医薬品として認可された世界初の歯周組織再生治療薬で遺伝子組み換えbFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)製剤であること、エナメルマトリックスデリバティブ対照比較試験の主要評価項目である新生歯槽骨の増加量においてリグロスの優越性が認められていること、in vitro・in vivoで歯槽骨・セメント質・歯根膜の再生をリグロスが促進して結合組織付着を形成させることなどを解説し、根分岐部病変や楔状骨欠損に応用した臨床例を示した。それらの臨床例の中には、歯槽骨の再生量には目を見張るものもあり、参加者たちは驚嘆の様子であった。