2018年3月17日掲載
「高齢化社会におけるインプラント治療」をテーマに約150名を集め、盛況となる
北海道形成歯科研究会 スプリングセミナー 2018開催

今年で創立46周年を迎えた本会は、日本口腔インプラント学会の研修施設にも指定されており、現在は歯科衛生士112名、歯科技工士5名を含む総勢340名を数え、年々会員数を増やしている。スプリングセミナーは、若手の会員には新たに発表の場を設けることで自身の臨床への深い考察を促し、ベテランの会員には継続した研鑽と次世代に対する教育責任を意識してもらうことを目的として、4年前から始まった試みである。
17日には、セッション1「高齢者歯科治療における問題点」(座長:菅田真吾氏、演者:鳥井優樹氏、尾崎槙一氏、武藤 仁氏、加藤三千代氏)、セッション2「栄養、摂食・嚥下、口腔ケアとインプラント治療」(座長:吉谷正純氏、演者:山本英一氏、藤野智佳子氏、荻原宏志氏、藤本篤士氏〔札幌西円山病院〕)が行われた。
18日には、セッション3「高齢者に対するインプラント治療」(座長:長谷川 健氏、演者:岡 宏樹氏、柴田慶郎氏、松橋智史氏、川村 良氏)、セッション4「臨床最前線」(座長:前田大輔氏、演者:白鳥香理氏、須山容明氏〔歯の工房、歯科技工士〕、山岡義孝氏、千早洋嗣氏〔東京都開業〕)、セッション5「どのようにシステムをつくる? カリオロジーとインプラント」(座長:森下 長氏、演者:行木隼人氏、川上麻奈美氏、柴田貞彦氏)、セッション6「北海道形成歯科研究会―現在の到達点と展望―」(座長:和田義行氏、演者:吉村治範氏、三上 格氏)が行われた。
セッションごとに10分程度のディスカッションが設けられ、会員から積極的に質問が発せられた他、スーパーバイザーの北所弘行氏から的確かつ鋭い意見もあり、会全体で研鑽していこうとする意図が感じられた。
スプリングセミナーとは形を変えて、きたる2019年3月にも同会の発表会が札幌にて開催される予定である。
(なお、所属が明記されていない演者は、原則的に北海道開業あるいは北海道勤務)