2018年4月15日掲載
トップインプラントロジストが考える即時荷重をテーマとして盛会となる
即時荷重研究会、第2回講演会を開催

最初に登壇した町田二郎氏(東京都勤務)は、超高齢社会で求められる歯科医療の形を多様なデータから検討した後、インプラント治療計画の注意事項について症例をもとに述べた。
次いで登壇した荒井昌海氏(東京都開業)は、イントラオーラルスキャナーを使用した診査・診断からの最終補綴物作製までの一連の流れを解説。さらに、今後の歯科医療におけるデジタルソリューションの活用例としてメタル3Dプリンターを紹介した。
その後、庄野太一郎氏(徳島県開業)は、自身の全顎的即時荷重インプラント症例を供覧しながら、治療の注意点として、プロビジョナルの重要性、口腔周囲筋トレーニング、最終補綴形態などを紹介した。
昼食をはさみ、林 揚春氏(東京都開業)と新井達哉氏(歯科技工士・ユーデンタルアート)が、「歯槽骨形態分類における抜歯即時埋入の治療戦略とコラボレーション」と題し講演を行った。林氏は、ルートメンブレンテクニックをはじめとした抜歯即時埋入インプラント症例における治療戦略を解説。引き続き、新井氏がインプラント上部構造に付与すべき形態について述べた。
最後に殿塚量平氏(東京都開業)が「前歯部インプラント治療において抜歯即時埋入、即日プロビジョナル装着成功のために」と題して講演を行った。自身のラーニングカーブに沿って抜歯即時症例を供覧するなかで、埋入部位の隣在歯の骨レベル、咬合付与のタイミングなどの注意点について紹介した。
次回、第3回講演会はきたる2019年1月27日に開催される予定である。