2019年6月19日掲載
世界70か国以上から約5,000名が参集
2019 IADR/AADR/CADR General Session & Exhibitionが盛大に開催

細菌学、免疫学、解剖学、材料学から、歯内、歯周、修復、補綴、インプラント、顎関節、小児、矯正、高齢者、頭蓋顔面外科、さらには教育学や疫学といった歯科のさまざまな分野における基礎ならびに臨床研究の最新知見が発表される本会では、4日間にわたりシンポジウムや口演発表、ポスター発表などが約4,000演題行われ、参加者同士で活発な情報交換が行われた。
初日のプログラムの最後には、Opening Ceremonies & Awards Programsが開催され、IADR、AADR、CADRの関係者らによる挨拶などが行われるとともに、関連する各賞の授賞式が行われた。なかでも、“IADR Distinguished Scientists Awards”では、水口俊介氏(医歯大教授)が“Award in Geriatric Oral Research”を受賞。また、永田 瑞氏(米国・ミシガン大)も“AADR Hatton Award”を受賞した。
2日目の夜には、株式会社ジーシー主催による“Japan Night Reception”が盛大に行われ、多数の大学人らが集い、交流を深め合った。また、3日目の午後には、株式会社松風主催による“Industry Sponsored Symposium”が「The Potential of Bioactive Material for Future Dentistry」をテーマに開催され、今里 聡氏(阪大教授)、田村宗明氏(日大准教授)がそれぞれ登壇。バイオアクティブ材料の有用性について解説し、盛会となった。
来年100周年を迎えるIADR。記念すべき次回大会は、きたる2020年3月18日(水)から21日(土)の4日間、“Celebrating Our Past. Launching Our Future”をテーマに、米国ワシントンにおいて開催予定。