企業|2024年6月11日掲載

LEADING TRANSFORMATION~世界基準のアライナー矯正をリードする~

Invisalign Japan Forum 2024開催

Invisalign Japan Forum 2024開催

 さる6月9日(日)、品川プリンスホテル(東京都)において、Invisalign Japan Forum 2024(インビザライン・ジャパン株式会社主催)が「LEADING TRANSFORMATION ~世界基準のアライナー矯正をリードする~」をテーマに開催された。本会はインビザラインアライナーシステムの技術と臨床を極めようとする矯正歯科医および一般歯科医向けのセッション、歯科衛生士の視点でアライナー矯正治療と患者コミュニケーションを極めようとする歯科衛生士セッションの2セッションに分かれて行われるアライナー矯正治療の学びの場である。

 本会でもっとも耳目を集めたのは、「Aligner treatment as a global standard(グローバルスタンダードとしてのアライナー矯正治療)」とのタイトルでSandra Tai氏(カナダ開業、ブリティッシュコロンビア大矯正歯科臨床助教授)が登壇したGlobal Sessionであった。Tai氏は、自著「CLEAR ALIGNER TECHNIQUE」(小社より『アライナー矯正歯科治療』として刊行)が12の言語に翻訳され、世界各国でアライナー矯正治療の基礎的なテキストブックとして活用されている旨を紹介した。そしてさまざまな国においてアライナー矯正治療についての教育や普及状況が十分でないこと、それによってアライナーVS固定式装置といった論争がいまだになされていることについて懸念を述べた。

 アライナー矯正治療においてもゴールドスタンダードだとするABO(American Board of Orthodontics)の治療基準にのっとった自身の臨床例を示しつつ、さまざまなイノベーションとともにアライナー矯正治療が発展し、より広い範囲の患者に対し審美的かつ機能的な歯列を実現する治療を提供できる世界が到来していること、またアライナー矯正治療のように未来は情熱をもって変革できるものであると熱く述べた。

 ドクターセッションでは他にも演者やモデレーターとして佐本博氏、増岡尚哉氏、賀久浩生氏、山澤秀彦氏、五十嵐祐二氏、荒井昌海氏、越智信行氏、松﨑祐也氏、山根茂樹氏(いずれも東京都開業)、土岐泰弘氏(三重県開業)、竹内敬輔氏、渡部博之氏(いずれも愛知県開業)、牧野正志氏(千葉県開業)、窪田正宏氏(石川県開業)、岡野修一郎氏(Aligner Studio)、長尾龍典氏(京都府開業)、植田憲太郎氏(大阪府開業)が登壇し、それぞれアライナー矯正治療やアライナーを活用した包括的歯科治療を学び極めるまたとない機会となった。

 本会ホームページでは、ドクターセッションの事後オンデマンド配信受付を行っている。詳細についてはこちら

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