企業|2026年6月8日掲載
新製品「GBTマシーン エアフロー プロフィラキシス マスター」が発表される
GBTサミット東京2026開催
さる6月7日(日)、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)において、GBTサミット東京2026(EMS Japan株式会社主催、三輪映果ゼネラルマネージャー)が「エビデンスから導く予防歯科の最前線―GBT × Multi-disciplinary」をテーマに開催された。本サミットは予防歯科の発展を目的として世界各地で開催されており、日本では3年ぶり2回目の開催。会場には、歯科医師と歯科衛生士を中心に約500名が参集した。
開会後、三輪氏による開会の挨拶が行われ、GBT(Guided Biofilm Therapy)の意義があらためて強調された。その後、新製品「GBTマシーン エアフロー プロフィラキシス マスター」について、Sophie Godsman氏(E.M.S. Electro Medical Systems S.A. プロダクトマネージャー)より従来品との違いや、新たに加わった機能などをふまえて説明がなされた。サミット当日が日本市場における正式な発表の日ということで、耳目を集めた。
その後、5名の演者が登壇。関野 愉氏(日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座准教授)はデブライドメントの有効性が示されてきた経緯や、エアポリッシングによる歯肉縁上の歯面清掃・歯肉縁上デブライドメントの効果について、多数の論文をもとに詳説した。
上原南美氏(歯科衛生士、ラウレア歯科矯正歯科クリニック草加)は歯科恐怖症で喫煙者の症例を供覧し、GBTのプロトコルに沿ってかかわり続けている取り組みを紹介。GBTは単なる治療ではなく、通院継続を支援するために不可欠なプロトコルであると示した。
河合竜志氏(茨城県開業)は自身の臨床実感をふまえて「エアフローを使わない選択肢はない」と断言した一方で、つい道具を使って工程をこなすだけに陥りやすいと問題提起。作業的ではなく、医療的に考えるための視点を示すなど、示唆に富む内容だった。
清水智幸氏(東京都開業)は汚染されたインプラント表面の除染方法としてのエアポリッシングの有効性について、論文や自身の症例を用いて解説。そのうえで、あくまでもセルフケアや定期的なメインテナンスが大前提であり、予防が重要であると締めくくった。
須崎 明氏(愛知県開業)はGBTを日本の保険診療のなかにどのように取り入れるかについて、参加者と一緒に考えていきたいと呼びかけたうえで、算定の方法や器材の使用・管理方法において自院で歯科衛生士ととともに実践している工夫の数々を披露した。
このほか、会場ではSDA(Swiss Dental Academy)とGBTケアに関するランチョンセミナーが開催された他、ハンズオンデモや相談コーナーなどの特設スペースが終日設置されていた。今回発表された新製品もいち早く試用することができる貴重な機会ということで、多くの参加者が熱心に質問する様子もみられるなど、終日盛会となった。