学会|2026年7月14日掲載

「Tradition and Innovation~歯内療法、次の百年を考える~」をテーマに

第47回日本歯内療法学会学術大会が開催

第47回日本歯内療法学会学術大会が開催

 さる7月11日(土)、12日(日)の両日、福岡国際会議場(福岡県)において、第47回日本歯内療法学会学術大会(前田英史大会長、松島正和理事長)が「Tradition and Innovation~歯内療法、次の百年を考える~」をテーマに、全国各地から約740名が来場し盛大に開催された。

 本大会では、2025年に国際交流協定を締結した台湾歯内療法学会(AEROC)とのThe 1st AEROC-JEA Joint Meetingが初めて企画され、AEROC招待講演や、台湾の歯科医師による一般口演、ポスター発表なども多数行われたことが特徴であった。

 初日はまず、大会長の前田氏(九州大学)、理事長の松島氏(東京都開業)が開会の挨拶に立ち、その後、2日間にわたり、歯科保存専門医特別講演、特別講演、歯科衛生士教育講演、一般口演、シンポジウム、ポスター発表、テーブルクリニックなど多数のプログラムが行われた。

 特別講演では、来日予定であったが中東情勢による国際空路の不確実性により急遽、web上のライブ参加となったが、Anibal Diogenes氏(テキサス大学サンアントニオ校、米国)が「Neurophysiology of Pulpal and Apical Inflammation」と題して講演した。Diogenes氏は、歯髄炎および根尖病変の神経生理学について、さまざまな基礎研究や自身の臨床研究を紹介した。特に“neuronal plasticity(神経可塑性)”を強調し、根尖病変が治癒し細菌が除去されても、炎症を経験した神経の変化により、疼痛が残りうることを強調した。

 また、AEROC招待講演では、Yuan-Ling Lee氏(AEROC会長、国立台湾大学医学院)が「Precision and Predictability in Tooth Autotransplantation: A Digital Workflow Transition」と題して講演した。Lee氏は自家歯牙移植術において、抜去歯の口腔外作業時間を最小限に抑えるため、CBCTやダイナミックナビゲーションシステム、3Dプリントレプリカなどを用いたデジタルワークフローの有用性を解説した。

 いずれの講演においても、会場からの多数の質問が挙がり、明日の臨床のための学びの機会となっていた。なお、次回の学術大会は、きたる2027年7月3日(土)、4日(日)の両日、学術総合センター(東京都)において、澤田則宏大会長(東京都開業)のもと、開催予定となっている。

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