社会|2026年7月14日掲載

「矯正×GP ~その補綴、矯正で変わる~」をテーマに

LOT矯正コース30周年記念講演会が開催

LOT矯正コース30周年記念講演会が開催

 さる7月12日(日)、東京ミッドタウンカンファレンス(東京都)において、LOT矯正コース(加治初彦主宰)30周年記念講演会が開催された。本講演会は、加治氏(東京都開業)が1997年にコースをスタートして30年を迎えることを記念して企画されたもので、全国から受講者らが多数参集し盛会となった。

 まず、加治氏が「臨床の質を上げる補完的矯正治療の実践」と題して講演。冒頭、氏は大学卒業後からの現在までの歩みや、なぜ矯正医になる道を選んだのかなど、今まであまり語られることのなかった内容に言及。一般臨床医(GP)として臨床に携わりながら矯正歯科治療も行ってきた自身の経験から、COT(comprehensive orthodontic treatment:全顎矯正)に対応する矯正のジャンルとして提唱されたLOT(limited orthodontic treatment:限局矯正)が、GPの臨床の質向上に貢献することを実感し、本コースを開始したと述べた。LOTは、ペリオやインプラント、補綴との親和性が高いことから、GPとして矯正を行うなら治療全体の質が上がるように“補完的なもの”としてLOTに取り組んでほしいと述べた。

 つづいて、コースの受講者6名による発表が行われた。演題・演者を以下に示す。

「アンカースクリューを用いたLOT症例」浜瀬真紀氏(三重県開業)
「日常臨床に矯正的視点を取り入れる~小さな介入が広げる治療の可能性~」遠藤富夫氏(神奈川県開業)
「LOTで欠損を集約した症例」高野 悟氏(東京都開業)
「インプラントを固定源とした矯正治療」米田はる氏(宮崎県勤務)
「超高齢社会におけるデジタル時代のLOT併用インプラント治療戦略~あの頃を振り返って~」片山慶祐氏(神奈川県開業)
「アライナーを用いたLOTについて~LOTができる先生こそアライナー~」佐藤 圭氏(東京都開業)

 いずれの演者も、セファロ分析の重要性や、LOTを有効活用することでペリオ、インプラント、補綴治療において質的向上が達成できた症例を多数提示。各講演後には演者に対し加治氏からコメントとメッセージが寄せられた。最後に、会場の参加者全員で記念撮影を行い、本講演会は盛会裏に終了した。

 なお、加治氏によるクインテッセンス WEBINAR #75「LOT? 一般臨床を補完する矯正治療」は、2026年10月15日(木)まで視聴可能となっている。振り返り配信はこちらより。

関連する特集