社会|2026年11月6日掲載

「健やかに生き、育む未来~思い描く明日のために」をテーマに

令和8年度健やか親子21全国大会が開催

令和8年度健やか親子21全国大会が開催

 さる11月5日(木)、6日(金)の両日、令和8年度健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)(子ども家庭庁、北海道〔保健福祉部子ども政策局子ども政策企画課〕、札幌市〔子ども未来局子育て支援部子育て支援課〕、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会、一般社団法人日本家族計画協会、公益社団法人母子保健推進会議主催)が、札幌市教育文化会館(北海道)の現地およびWeb配信にて開催された。

 6日に行われた併設集会「母子保健推進員等及び母子保健関係者全国集会」では、受賞活動の紹介および表彰「健やか親子21-8020の里賞-(ロッテ賞)」が行われた後、仲井雪絵氏(神奈川歯科大学大学院歯学研究科小児歯科学分野教授)による講演「~100年生きる世代のために~生活の中で育む口腔機能」が行われた。

 仲井氏は講演のなかで、子どもの口腔機能発達不全症について言及。比較的新しい疾患のため過去との比較が難しいとしながらも、運動器検診・運動器機能不全例を供覧し、基本動作4項目のうち1つでも問題のある子どもが41.6%いると解説し、運動器機能不全(子どもロコモ)と口腔の機能低下の関係性を示唆。また、直近ではコロナ禍のマスク常時着用による口呼吸の影響などもあるのではないかと述べた。そのため、口腔機能の育成は歯が生える前から「発達と姿勢の理解」し、「頭部を背骨で支え、顎位が安定する体幹の育成」するべきであるとした。また、口唇閉鎖不全は、3~12歳の30.7%に認められ、口呼吸は全身の健康に影響があるため離乳期からの改善が必要であると述べた。

 最後に、子どもの口腔機能について、(1)鼻呼吸で正しい姿勢(立位・座位)を意識する、(2)外で遊んで身体機能をのばす、(3)生活の中で口あそびを取り入れる、(4)キシリトール入り風船ガムは、う蝕予防と口腔機能向上の二刀流が期待できる、(5)定期的に歯科を受診することが重要であると締めくくった。

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