Web限定 2021年7月15日掲載 日本酒「SAKE」の世界へようこそ 美酒へのいざない (第6話) 後で読む 第6話:夏の日本酒を楽しむ 季節に合わせて楽しむ日本酒 自然豊かな日本には、春夏秋冬といった四季があります。それに連動して旬の野菜など食材があり、また日本酒も季節に合わせて楽しむことができます。日本酒は、古くは江戸時代から寒造りといいまして、早朝に吐く息が白いような寒い冬に造るのが適しているといわれています。日本酒の醸造に有用ではないと思われる微生物の影響リスクが低くなるなどのメリットがあるからです。 そのような理由... 新澤巖夫 にいざわ・いわお 株式会社新澤醸造店 5代目蔵元 1975年宮城県生まれ。東京農業大学農学部醸造学科卒業。大学卒業後、家業である酒造りを継ぐため酒造りを始動。25歳で杜氏に就任。同年に究極の食中酒「伯楽星」を生み出す。「伯楽星」はJAL国際線ビジネスクラス・ファーストクラスに12年連続搭載され続け、ミラノ万博公式酒、2010年・2014年FIFAワールドカップ公式酒になるなど、国内外で注目される。36歳の時に代表取締役に就任。2016年には世界最大の出品数を誇る「SAKE COMPETITION」で純米酒部門世界一を取得するなど、実力蔵へと成長を遂げる。現在は25歳の女性杜氏に製造指揮権を譲り、指導者として幅広く活動。利き酒能力を評価され、毎年SAKE COMPETITIONの審査員を務める。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。