Planmeca Japan株式会社の「顔」

2022年6月号掲載

関連キーワード:

2022年6月号掲載

Planmeca Japan株式会社の「顔」

日本市場における当社のプレゼンスをさらに高めたい

 世界を代表する歯科医療機器メーカーであるPlanmeca社(Heikki Kyöstilä CEO)。日本市場へのさらなる注力を図るべく2018年6月に日本法人「Planmeca Japan」が設立され、2019年6月に東京オフィスが開設された。開設から3年を迎えるなか、Planmeca Japan代表の山本英樹氏は、今年を「Planmeca Japan元年」と位置づける。本欄では、日本における同社の取り組みと今後の展望についてうかがった。

山本:Planmeca社は、本社があるフィンランド・ヘルシンキで1971年に設立されました。Planmeca社はデンタルスツールおよび器具キャビネットの小規模メーカーとしてスタートしたのち、グローバルな販売戦略を展開し、製品ラインアップを患者用チェアと歯科用ユニットに拡げ、その後2Dならびに3Dイメージングデバイス、CAD/CAMシステム、ソフトウェアソリューションへと拡大しました。現在では、世界中に4,500名の従業員を擁するヘルスケア分野における一大企業へと成長を遂げています。

 そのようななか、日本市場への販売体制のさらなる強化を図るべく2018年6月に日本法人「Planmeca Japan」(以下、当社)を設立、2019年6月から現在の地にオフィスを開設しました。2020年初頭の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、各企業がさまざまな課題に直面するなか、当社はWebを活用したセミナーや安全な環境で製品をご紹介できるオンラインのショールーム見学など、いち早くデジタルを活用した取り組みを積極的に行い、より良い情報発信に努めてまいりました。

 また、日本市場への追い風となる出来事もありました。2021年9月、Planmeca社がEnvistaホールディングのKaVoのユニットおよびインスツルメント部門を買収し、2021年12月末までに100%子会社化することを発表しました。また2021年12月、株式会社田中歯科器械店様と正規販売代理店契約を締結し、この協業によって関東エリアに大きな販売拠点を有することになり、これまで以上の販売体制の構築が可能となりました。さらに2022年4月には、歯科界で特に注目を集めている口腔内スキャナー「EmeraldTM」と「Emerald STM」の全顎(フルアーチ)スキャンが承認されましたので、引き続きデジタルワークフローの具現化をサポートさせていただきます。

 今後、当社のビジョンである「Better care through innovation」のもと、プレゼンス(存在感)を高めるべく自社製品群のすばらしさをキーオピニオンリーダーの歯科医師の先生方を中心にアピールするなど、さまざまな戦略で周知活動を展開してまいります。また当社は、歯科用ユニットや歯科用X線CT装置、CAD/CAMシステム、口腔内スキャナーなど最新機器が展示されているショールームを併設(要予約)していますので、Planmeca社が提唱するデジタルパーフェクションを体感していただければ幸いです。