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第15回シーズンズ(サマー)セミナーをWeb開催

2021年10月号掲載

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学会 2021年10月号掲載

第15回シーズンズ(サマー)セミナーをWeb開催

(一社)日本顕微鏡歯科学会

セミナーを行う講師の麻生 典氏(写真左)。
セミナーを行う講師の麻生 典氏(写真左)。
 8月22日(日)、日本顕微鏡歯科学会(以下、JAMD、北村和夫会長)による第15回シーズンズ(サマー)セミナーが「他人の著作物の利用について」をテーマとし、講師に麻生 典氏(九州大学大学院芸術工学研究院コンテンツ・クリエーティブデザイン部門准教授)、パネリストにいずれもJAMD理事の辻本恭久氏(日本大学松戸歯学部付属病院マイクロスコープ特診外来臨床教授)、澤田則宏氏(東京都開業)を迎えてWeb開催され、約150名が視聴した。

 本セミナーは、学会発表や論文投稿時に守らなければならない著作権法について、特に昨今のコロナ禍でWeb講演などが増えたことによる著作権者保護の観点から、JAMD会員に適正な知識を身につけてもらうために企画されたもの。JAMD理事の三橋 晃氏(神奈川県開業)の司会進行のもと、麻生氏による講演が行われた。

 麻生氏は、著作権について基本的な内容について解説したうえで、事前に寄せられた「学会発表や講演における図表、イラストを使用する際の基本的なルール」「論文などからの図表の引用」「改変したものはどういう扱いか(論文の図などを元に製作した図や表)」「自分で発表した論文で用いた図表、写真の使用の仕方、制約」などの質問について、1つひとつていねいに解説。講演後に行われた、麻生氏、辻本氏、澤田氏によるパネルディスカッションでは、発表スライドを例に、他人の著作物の利用に際しそれが著作権侵害にあたらないか否かを具体的なシチュエーションとともに1つひとつ確認していった。