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第12回総会・学術大会、札幌にて盛会裏に終了

2020年1月号掲載

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学会 2020年1月号掲載

第12回総会・学術大会、札幌にて盛会裏に終了

日本総合歯科学会

開会式で挨拶を行う理事長の鳥井康弘氏。
開会式で挨拶を行う理事長の鳥井康弘氏。
 2019 年11 月2 日(土)、3 日(日)の両日、北海道歯科医師会館(北海道)において、第12 回日本総合歯科学会総会・学術大会(井上 哲大会長、川上智史準備委員長、鳥井康弘理事長)が「『令和』時代の総合歯科を考える」のテーマのもと、学会初となる北海道大学・北海道医療大学の共同開催にて行われ、230 名が参集した。

 本大会は特別講演2 題、シンポジウムおよび口演・ポスター発表の計45 題、すべてにおいて活発な討論が行われた。そのうち16 題が若手ポスター発表で、最優秀若手ポスター賞に金岡沙季氏(新潟大学)、優秀賞に3名が選出された。また優秀口演賞は原さやか氏(新潟大学)が受賞した。

 1 日目の小畑 真氏(弁護士、小畑法律事務所)による特別講演 1「 患者・スタッフトラブル予防のポイント」では、歯科医師免許を有する小畑氏ならではの講演が行われた。また、シンポジウム(認定研修会)は、川上智史準備委員長の座長のもと「糖尿病と歯周病における多職種連携」をテーマに、辻 昌宏氏(天使病院)、長澤敏行氏(北海道医療大学)、吉野夕香氏(北海道医療大学病院)が登壇。それぞれの立場から多職種連携に関する取り組みや提言がなされ、会場では積極的な質問や熱心な質疑応答が展開された。

 2 日目の吉田靖弘氏(北海道大学)による特別講演2「総合歯科が育む医療イノベーション」では、臨床と基礎をしっかりと結び付けた開発研究について、示唆に富んだ講演が行われた。

 また、今回は学会顧問の前沢政次氏が参加し、総合歯科が広く浸透することを期待させるものとなった。