2020年8月の第1版とりまとめから1年余りが経過し、次々と報告される変異株に対する理解を深めることや、第5波拡大の際に「自粛による在宅生活」に加えて「自宅療養する感染者」が増えたことに対し、「口腔健康管理の重要性を示し、徹底を促すこと」も大きな課題となることを指摘。これまでの経験を整理して、新しい知見を理解することが不可欠であるとしている。今回の指針の見直しでは、そうした視点を盛り込み、新たに「スタッフを含めた体調不良者への対応フローチャート」を掲載したほか、変異ウイルスや治療薬、ワクチン、換気、自宅療養者や待機者の口腔健康管理などについても記載し、ほかの内容も更新されている。

　なお、本指針は2021年10月29日現在の情報を基に作成されていて、新型コロナウイルス感染拡大の状況など、必要に応じて改訂する予定とのこと。