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「矯正歯科治療~どこから来て、どこへ行くのか」をテーマに

2020年1月号掲載

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学会 2020年1月号掲載

「矯正歯科治療~どこから来て、どこへ行くのか」をテーマに

日本矯正歯科学会

挨拶を行う理事長の森山啓司氏。
挨拶を行う理事長の森山啓司氏。
 2019 年11 月20 日( 水) から11 月22 日(金)までの3 日間、長崎ブリックホール、長崎新聞文化ホール、長崎県歯科医師会館、長崎県総合福祉センター(すべて長崎)において、第78 回日本矯正歯科学会学術大会(吉田教明大会長、森山啓司理事長)が、「矯正歯科治療~どこから来て、どこへ行くのか」をテーマに3,990 名の参加者を集め盛大に開催された。

 3 日間にわたり、生涯研修セミナー、指導者講習会、サテライトセミナー、臨床セミナー、スタッフ&ドクターセミナー、特別講演、シンポジウム、教育講演などが行われ、非常に多くの聴講者が参集した。

 なかでも生涯研修セミナーにおいては、矯正歯科治療における顎口腔機能と評価と題して、友成 博氏(鶴見大学教授)と坂上 馨氏(新潟大学)が研究結果を交えながら示唆に富んだ講演を行った。

 また、 「過去の難症例・再治療症例から学ぶ未来への戦略的診断・治療」と題した臨床セミナー2 においては、米澤大地氏、嘉ノ海龍三氏(ともに兵庫県開業)、菅原準二氏(宮城県開業)が登壇。難症例における、補綴治療と矯正治療の関連性と治療ゴールの設定、早期治療における難症例とその問題点、再治療が必要であったケースの治療のポイントと経過観察など、示唆に富んだ講演と議論が展開され、盛会となった本大会を締めくくった。

 なお、次回は2020 年10 月4 日(日)から7 日(水)までの4 日間、パシフィコ横浜(神奈川県)において、第9 回国際矯正歯科会議世界大会が開催される予定である。