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2020年第1回JAMD Webセミナー開催

2020年6月号掲載

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学会 2020年6月号掲載

2020年第1回JAMD Webセミナー開催

日本顕微鏡歯科学会

Webセミナーを行う三橋 純氏。
Webセミナーを行う三橋 純氏。
 4月25日(土)、日本顕微鏡歯科学会(三橋 純会長、以下JAMD)が「2020年第1回JAMD Webセミナー」と題し、YouTubeにて講演動画を公開した。本学会は、本年4月24日(金)から26日(日)、福岡県において第17回学術大会(和田尚久大会長)を開催予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2021年へと開催が延期された。そこで、JAMDの新たな試みとしてWebセミナーを開催する運びとなった。

 まず、会長の三橋氏(東京都開業)による本Webセミナーに関する趣旨説明の後、第17回学術大会の大会長の和田氏(九州大学教授)、JAMD前会長の辻本恭久氏(日本大学松戸教授)、JAMD理事の澤田則宏氏(東京都開業)がそれぞれ挨拶を行った。その後、三橋氏による「Microscopeを用いた感染予防対策への取り組み」と題した講演が行われた。

 三橋氏は新型コロナウイルスに関連し、ウイルスの主な感染経路には接触感染、空気感染、飛沫感染などがあり、歯科診療は感染リスクが高いことを示した。そのような中でも、ラバーダム防湿を行うことで飛沫感染リスクを下げられることを伝えた。

 また氏は、JAMD会員である内田宜孝氏(神奈川県開業)がマイクロスコープの対物レンズにビニールをつけて飛沫感染を防ぐ方法を見て感動したことを紹介し、一般的に自宅で散髪する際に使用するヘアドレッサーやポリ袋などを用い、試行錯誤をしながらマイクロスコープにドレープをかけて飛沫感染を防ぐ工夫について、その一部始終を詳しく解説した。