オープニングセレモニーでは、佐伯氏がPrime SolutionsとクラウドサービスのDS Coreの概要を説明し、ステージ上にてPrimescan Connect（ノート型PCに接続する口腔内スキャナー）とPrimeprint（歯科用の3Dプリントシステム）のお披露目を行った。その後、Prime Solutionsの開発担当者であるNiles Plate氏（デンツプライシロナ社）より各製品のコンセプトが解説された。

　その後、4名の臨床家が登壇。草間幸夫氏（東京都開業）は、実際にDS Core 、Primescan Connect、Primeprintを臨床に用いた感想を述べつつ、その有用性を評価した。荒井昌海氏（東京都開業）は、歯科の進むべき道と歯科医療従事者が学ぶべき方向性を提示し、Prime Solutionsを絡めつつ歯科界の未来を展望した。宮本貴成氏（米国開業）は、コロナ禍によるDX化の加速とともに、自身が行っている教育のデジタル化について解説した。井上敬介氏（愛知県開業）は、自身が専門とする小児矯正を例に根本的な課題を解決することの大切さとデジタル技術の活用について述べた。

　その後は荒井氏、草間氏、馬場一美氏（昭和大学歯学部教授）、伊藤竜馬氏（歯科技工士、Leap Ceramic Arts）の４名によるトークセッションが行われ、歯科界における今後のデジタル化の展望について語られた。