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2012年2月23日

日歯、定例会見を開催

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 さる2月23日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。

 冒頭の挨拶で大久保会長は、きたる2月25日発刊予定の『食べる――生きる力を支える(1)生活の医療』(中央公論新社刊)について触れ、「おそらく日歯から初めて直接国民に問いかける書籍になる。私が提言している『生きる力を支える歯科医療』を対談形式で読みやすくまとめたものなので、広く国民や歯科医療従事者のみなさんに一読していただきたい」と述べた。第一刊に引き続き、4月には『食べる――生きる力を支える(3)3・11の記録』、6月には『食べる――生きる力を支える(2)いのちと食』の発刊が予定されている。

 つぎに柳川忠廣常務理事より、スポーツ歯科分野のレベルアップおよび裾野の拡大を図るため新設される予定である公益財団法人日本体育協会(張富士夫会長)の「公認スポーツデンティスト(仮称)養成概要」について説明がなされた。柳川常務理事は「将来的には国体においてチームに帯同し、現地で活躍できるスポーツデンティストの育成を進めていきたい」と述べた。

 続いて柳川常務理事は、「全国7地区日本歯科医師会 平成24年度 災害コーディネーター(身元確認・災害歯科保健医療)研修会の実施要領(案)」について説明した。昨年の東日本大震災で浮き彫りとなった多くの課題をふまえ、都道府県行政などとの連絡役、身元確認作業の検索ソフトなどの全国統一化、生前データベースの重要性、また避難所における口腔ケアなどの歯科保健医療について総合的な研修を行い、災害発生時に迅速な対応ができる災害コーディネーターの体制整備を目指すとのこと。