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2012年4月1日

「CEREC User Clinical Seminar」開催

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 さる4月1日(日)、富士ソフトアキバシアター(東京都)において、「CEREC User Clinical Seminar」が開催され、60名あまりが参集した(シロナデンタルシステムズ主催、以下、シロナ社)。シロナ社はかねてより自社のCAD/CAMシステム「CERECシステム」に関する情報提供として各地で歯科医師を講師としたセミナーを開催してきたが、今回はとくに山本尚吾氏(Art & Experence BeR)を講師として招聘。昨今、歯科技工士の視点からのCEREC修復物への形態・色調付与に関する論文を多く発表している山本氏の講演に注目が集まった。

 会場ではオープニングムービーが上映された後、(1)CERECシステムの概要、(2)CEREC修復物に対するキャラクタライズの理論と実際、(3)オールセラミックスに対する研磨方法、(3)歯冠測色器「EasyShade」(VITA Zahnfabrik、白水貿易)を用いた歯冠測色の実際と、その数値を基にしたVITA社のCERECシステム用ブロックの選択、(4)CERECシステムによる設計法、(5)CERECシステムのための支台歯形成法、(6)ケースプレゼンテーション、などが約5時間にわたって詳説された。とくに(2)に関しては、デンティン色・エナメル色があらかじめ積層されたセラミックブロック「TriLuxe forte」と「RealLife」(いずれもVITA Zahnfabrik,白水貿易)の解説がメイン。両者の特性を生かした設計法と、歯科技工士ならではのステインテクニックや陶材築盛テクニックに注目が集まっていた。