さる8月25日（土）、26日（日）の両日、日本大学法学部10号館（東京都）において、第5回日本口腔検査学会総会・学術大会（福本雅彦大会長、井上　孝会長）が、開催された。当日は大会テーマ「『時代は変化している！！』～歯科医療における臨床検査の必要性～」のもと、特別講演、シンポジウム、21題の一般演題、企業展示などが行われた。 　

　とくに2日目に行われたシンポジウム「歯科医師が行うべき血液検査」（座長：安彦善裕氏、北海道医療大）では、松坂賢一氏（東歯大）による「東京歯科大学千葉病院で行われている血液検査」、吉野敏明氏（神奈川県開業）による「血液検査、免疫検査、および細菌検査を用いた歯周治療のコンセプト」小川　優氏（北海道開業）による「インプラント治療での血液検査」の講演がそれぞれ行われ、歯科で行われている血液検査の実際が示されるとともに、今後いっそう広く行うべき検査項目や今後の展望が示され、会場がわいた。そして、歯科はこれまで外科のための血液検査を行ってきたが、これからは生活指導を含めた内科的血液検査が期待されるとまとめられ、閉会した。