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2012年9月15日

日本歯科技工学会 第34回学術大会開催

「歯科医療におけるパラダイムシフトと歯科技工」をテーマにに

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 さる9月15日(土)、16日(日)、岡山コンベンションセンター(岡山県)にて、日本歯科技工学会 第34回学術大会が「歯科医療におけるパラダイムシフトと歯科技工」を大会テーマに開催された(窪木拓男大会長、齊木好太郎会長)。第34回目を数える今大会では、基調講演・企画シンポジウム・認定士講習会・特別講演をはじめ、テーブルクリニック17題、デモンストレーション11題、そして多数のポスター発表や企業展示、さらにテクニカルコンテストも行われるなど盛況となり、約1,000名の参加者でにぎわった。

 1日目は認定士講習会として末瀬一彦氏(日本歯科技工学会副会長、大歯大歯科技工専門学校校長)による「論文の書き方・用語の使い方」、基調講演として窪木拓男氏(岡山大大学院医歯薬学総合研究科インプラント再生補綴学分野教授)による「歯科技工のパラダイムシフトと歯科技工」、企画シンポジウム?として十河厚志氏(デンテックインターナショナル)と中野田紳一氏(インサイドフィールド)による「アナログとデジタルの融合に歯科技工の未来が見える」、教育シンポジウムとし二川浩樹氏(広大歯学部口腔健康科教授)、鈴木哲也氏(医歯大歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻教授)、野村章子氏(明倫短期大歯科技工士学科教授)による「歯科医療のパラダイムシフトに対応した歯科技工教育はどうあるべきか」をはじめ、6題のテーブルクリニックと3題のデモンストレーションなどが行われた。

 また2日目は、特別講演として南 清和氏と藤本光治氏(ともにミナミ歯科クリニック)による「補綴治療を成功へと導くマネージメント」、企画シンポジウム2として西村好美氏(デンタルクリエーションアート)による「修復治療を成功に導くためのチーム医療とメインテナンス」と土屋和子氏(スマイル・ケア)による「今、新時代における修復治療と歯科技工士・歯科衛生士の関わり」をはじめ、11題のテーブルクリニックと8題のデモンストレーションが開催された。

 本大会は、大会テーマにもあるように、CAD/CAMを初めとした歯科技工のデジタル化に関するプログラムが多くみられた。今後、歯科技工におけるデジタル化の流れはより広がっていくと思われる。一人ひとりの歯科技工士がそれらのシステムをどう使いこなし、従来の仕事と融合させていくのかを改めて考えさせられる場となった。