さる12月16日（日）、FDC麹町ビル（東京都）にて、第3回日本臨床口腔科学研究会（Clinical Stomatology Japan：CSJ、主幹：石本光則）勉強会が、約50名の参加者を集め、開催された。

　オープニング講演では、石本光則氏（東京都開業）がEBM（Evidence-based medicine）の意味、論文の読み方・活用法について述べた。

　続いて、松野智宣氏（日歯大生命歯学部口腔外科学講座准教授）が「What is your bone substitutes? and Overview about growth factors.」と題し、骨再生のメカニズム、骨補填材料のエビデンスおよび特徴（製品比較）、骨造成における成長因子について、それぞれ解説した。

　最後に、春日井昇平氏（医歯大大学院医歯学総合研究科口腔機能再構築学系摂食機能回復学インプラント・口腔再生医学分野教授）が「効果的で、簡便で、低コストの骨造成のための戦略」と題し、GBRおよびサイナスフロアエレベーションにおける移植材料あるいは成長因子の選択について当大学院の研究データを基に講演を行った。

本研究会は、講演中にも随時質疑応答時間が設けられ、聴講者に有意義な勉強会となった。