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2013年2月3日

第6回JSDEIセミナー開催

「糖尿病―栄養と口腔保健の推進セミナー」をテーマに

 さる2月3日(日)、新横浜プリンスホテル(神奈川県)において、第6回JSDEIセミナー(一般財団法人サンスター財団、ハーバード大医学部附属ジョスリン糖尿病センター主催)が「糖尿病―栄養と口腔保健の推進セミナー~明日からの糖尿病療養支援に役立つ情報、医科・歯科チーム医療の観点から~」をテーマに約300名を集め開催された。

 George L. King氏(ハーバード大医学部附属ジョスリン糖尿病センター)による開会の辞のあと、第1部は中川種昭氏(慶應義塾大医学部歯科・口腔外科教室教授)を座長として、安藤雄一氏(国立保健医療科学院・生涯健康研究部地域保健システム研究分野)による「口腔保健と栄養」、西尾善彦氏(鹿児島大大学院医歯学総合研究科糖尿病・内分泌内科学教授)による「糖尿病および糖尿病合併症予防と栄養」、岩川裕美氏(滋賀医科大医学部附属病院栄養治療部副部長)による「栄養から見た糖尿病ケアの実際」がそれぞれ講演され、医科歯科連携の実際が示された。

 午後の第2部は、柏木厚典氏(滋賀医科大医学部附属病院長)を座長として、William C. Hsu氏(ハーバード大医学部附属ジョスリン糖尿病センター)による「医療情報技術(HIT)を活用した糖尿病患者支援」、中川種昭氏による「糖尿病患者における歯周病治療と医科歯科連携」、吉野敏明氏(神奈川県開業)による「糖尿病の歯周炎患者をチーム医療で治す」、寺内康夫氏(横浜市立大大学院医学研究科分子内分泌・糖尿病内科学教授)による「糖尿病薬物治療の最前線:病態の多様性に沿った治療戦略」がそれぞれ講演され、最新の知見が披露された。

 講演のなかで中川氏は「血糖コントロールがうまくいかない患者さんは、歯周病治療によって血糖値が改善することがある。逆に歯周病治療がうまくいかない患者さんは、血糖コントロールをしながら治療をすることが必要な場合がある」と述べ、カルテの共有など、医科歯科連携のさらなる必要性を強調した。

 第3部では、本田孔士氏(サンスター財団理事長)を座長として、Robert J. Genco氏(ニューヨーク州立大学バッファロー校)による「医科歯科連携の将来展望:米国での現状を踏まえて」、King氏による「糖尿病合併症の保護因子を求めて」がそれぞれ講演された。

 最後にパネルディスカッションとQ&Aが行われ、講演者が全員登壇。参加者からは多数の質問が寄せられるなど、医科歯科連携に対する関心の高さがうかがえた。