トピックス 2013年2月24日掲載 <font color='green'><b>長野県歯科インプラントネットワーク設立総会および第1回研修会開催</b></font> 後で読む さる2月24日(日)、ホテルブエナビスタ(長野県)において「長野県歯科インプラントネットワーク設立総会および第1回研修会」(長野県歯科インプラントネットワーク主催)が約300名の参加のもと、盛大に開催された。 はじめの設立総会では、世話人代表の植田章夫氏(松歯大病院教授)と世話人の栗田 浩氏(信州大教授)が登壇し、大学と一般病院と開業医が連携して患者のインプラント治療を支えるという設立趣旨と、研修・バックアップ・情報提供を柱とする今後の活動予定が説明された。続いて、インプラントネットワークに参画している一般病院の対応状況をそれぞれの担当者が短いプレゼンで概説した。 次の「歯科インプラント経過不良例」をテーマとする教育研修講演では、上原 忍氏(諏訪中央病院)と斉藤知之氏(長野松代総合病院)が上顎洞迷入や下歯槽神経損傷などのトラブル症例について、黒岩昭弘氏(松歯大教授)が埋入位置に関する再考について講演した。 最後のプログラムの市民公開講座は、一般市民40名を集めて行われた。テーマを「歯科インプラント治療を考える」とし、植田氏がマスコミで報じられたインプラント治療を考察し、現在の問題提起をした。次の栗田氏は歯科インプラント治療を、専門用語を用いず、一般市民にわかりやすいように解説した。最後の清水 武氏(長野赤十字病院)は安心してインプラント治療を受けるためには、医師側の正確な事前説明に加え、患者側の協力態勢も不可欠であるとした。 全国でも先駆けて行われた県レベルでのネットワーク整備を記念する第1回研修会は、成功裏のうちに幕を閉じた。