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2008年5月13日

日歯、臨時記者会見を開催

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 さる5月13日(火)、新歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による臨時記者会見が開催された。
 本会見は、口腔保健法(仮称)に関して開催されたもの。会場では、大久保会長、永山一行氏(日本歯科医師連盟会長)、石井みどり氏(参議院議員)が口腔保健法(仮称)の必要性についてそれぞれ述べた。
 大久保会長は、医療制度改革、成人の歯周病健診受診率、歯周病と糖尿病の関係、特定健診・保健指導、医療提供体制の問題など、社会から歯科が認識されていない点を挙げ、「これらの問題を解決していくために口腔保健法(仮称)を成立させ、歯科をアピールしていく必要がある」と述べた。
 永山氏は、「さまざまな活動の結果、歯科は認められてきた感はあるが、まだわれわれが望む状態ではない。連盟の役割は、支援する国会議員に口腔保健法(仮称)の意義を1人でも多く理解していただくことであると考えている」と述べ、口腔保健法(仮称)も含めて歯科の問題について国会議員と議論する「デンタルミーティング」を開催することを報告した。
 最後に石井氏は、「国民歯科問題議員連盟をさる1月に設立したが、議連の当面の目標は口腔保健法(仮称)の成立である。この課題に関しては、日歯が描くビジョンに沿った法律の成立を目指したい。与党として新法案を成立させるためには、さまざまな関係団体と調整し、了承を得なければならない。相当な戦略と周到な準備期間が必要となるため、先輩議員や議連の力を借りて取り組んでいきたい」と述べた。
 なお、来る6月4日(水)、5日(木)に開催される歯科関係団体役員による合宿勉強会にて口腔保健法(仮称)の成立を見据えたうえで、議論されるとのこと。