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2013年10月20日

綾の会30周年記念ミーティング開催

「患者さんと共に歩む歯科医療」をテーマに

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 さる10月20日(日)、松本歯科大学図書会館(長野県)において、綾の会30周年記念ミーティング(金子 至代表)が「患者さんと共に歩む歯科医療」をテーマに開催され、約260名が参集した。綾の会は、長野県を中心にチームで参加するスタディグループであり、「患者さんとの信頼関係を基盤とした診療を行う(患者さん中心の歯科医療の実践)」「予防の視点から診療を行う」という理念のもとで活動を続け、今年で発足から30周年を迎えた。

 午前の部では、金子 至代表(長野県開業)による開会の辞のあと、まず宮下 徹氏(長野県開業)が登壇し、「綾の会30年を振り返る」と題して講演した。氏は、綾の会で試行錯誤の末培ってきたチーム医療について、自身の長期症例を通じて紹介した。続いて、「歯周基本治療の臨床とその背景」というプログラムでは、綾の会に所属する歯科衛生士5名による症例発表に対して、下野正基氏(東歯大名誉教授)が病理の視点から詳細に解説を行った。

 午後の部では、まず分科会として歯科医師セッション、歯科衛生士セッション、歯科技工士セッションが会場別に行われた。歯科医師セッションでは二階堂雅彦氏(東京都開業)が、歯科技工士セッションでは山田和伸氏(カナレテクニカルセンター)がそれぞれ講演した。また歯科衛生士セッションでは、シャープニングの実習とクリーピングを生むためのブラッシングテクニックに関する講義が、歯科衛生士の伊藤美穂氏と松本絹子氏(両者とも金子歯科医院)によりなされた。

 最後に再び全体会として、金子代表による「患者さんと共に歩む歯科医療」と題した講演が行われた。氏は、これまで自身を含め綾の会が30年間実践してきた歯周基本治療やチーム医療について症例を交えて供覧。今後も患者のライフステージを配慮し、患者とともに歩む歯科医療を追求していくことをあらためて宣言した。