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2013年11月3日

1st Sinus Symposium開催

耳鼻科医と歯科医のコラボレーション

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 さる11月3日(日)、東京医科歯科大学MDタワー大講堂(東京都)において、1st Sinus Symposium(東京医科歯科大学インプラント外来主催、春日井昇平大会長)が、131名の参加者を集め開催された。

 本会は、サイナスフロアエレベーションの合併症として上顎洞炎が生じた場合、患者が耳鼻科を受診するケースが増えている昨今の傾向を受けて発足した。耳鼻科医師と歯科医師がこの治療法について情報交換することの重要性と、その情報をより多くのインプラントロジストが共有することの大切さを痛感している両科の医師が集い、開催の運びとなった。「耳鼻科医と歯科医のコラボレーション」をテーマに掲げ、演者の講演時間を短めに設定することで、パネルディスカッションの時間を長く設け、会場との意見交換に主眼が置かれた。また、会場には耳鼻科の先生や著明な歯科医師の姿も散見され、注目度の高さを物語っていた。

 プログラムとしては、春日井大会長による開会の挨拶の後、菅井敏郎氏(東京都開業)、國弘幸伸氏(慶應義塾大耳鼻咽喉科・医師)、宗像源博氏(神歯大)の3名が講演し、午前のパネルディスカッションへと移った。ここでは耳鼻科へ紹介する際に患者の情報が不足している点などが指摘された。午後からは、洪 性文氏(東京都勤務)、佐藤琢也氏(大阪府開業)、野阪泰弘氏(兵庫県開業)、萩野幸治氏(医歯大耳鼻咽喉科・医師)の4名が登壇した後、一時間半のパネルディスカッションが行われた。会場の耳鼻科医師と歯科医師から積極的に質問が発せられ、見応えのあるディスカッションとなった。

 春日井大会長は、閉会の言葉で今後も本会の活動を行っていくと明言した。