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2014年3月13日

日歯、第175回臨時代議員会を開催

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 さる3月13日(木)、14日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第175回臨時代議員会が開催された。

 開会後の挨拶のなかで大久保会長は、まず会員数の減少について触れ、入会者の減少および今後の終身会員の増加にともなう会費収入の減少などから、今後の会務運営に対して危機感を示した。

 日歯が外部委託した会員数の将来予測シミュレーションの結果によると、会員数の減少から単年度収支が10年を待たずに赤字となることが次年度事業計画の予算編成の直前に判明。大久保執行部は、これまで単年度収支が黒字になるように事業計画の予算編成ならびに会務運営を行ってきた。しかし、事業費を節約して浮いた費用よりも会員数の減少にともなう会費収入の減少の方が上回るというシミュレーション結果が出されたことから、全体の予算を2割削減せざるを得ない状況になったことを報告した。

 また、大久保会長は会員の構成比について言及。歯科医師全体では、男性7割、女性2割(1割は非会員)が会員となっているが、現在の歯学部・歯科大学の学生の半数が女性であり、将来その半数から2割しか入会しないことになることから、最大の課題として「女性会員をいかに増加させるかである。さまざまな観点から入会促進を図っていきたい」と述べた。

 その後、各担当理事より一般会務報告、社会保険関係報告、地域保健関係報告、会計現況報告が行われた。議事については、「第1号議案 公益社団法人日本歯科医師会定款の一部改正の件」「第5号議案 平成26年度事業計画の件」「第6号議案 平成26年度入会金及び会費の額の件」など、上程された8議案はすべて可決された。

 2日間にわたって地区代表質問7題、個人質問32題に対する質疑が行われた。個人質問では、歯科の傷病名や消費税増税に関する対応、地域歯科保健への取り組みなど、歯科の諸問題について質疑応答が行われた。