2008年3月13日掲載

歯科分科会設立記念シンポジウムなど歯科関連の演題も多数

<font color='green'><b>第7回日本再生医療学会総会が盛大に開</b>催</font>

<font color='green'><b>第7回日本再生医療学会総会が盛大に開</b>催</font>
 さる3月13日(木)、14日(金)の2日間、名古屋国際会議場(愛知県)にて、第7回日本再生医療学会総会(中内啓光理事長、東大教授、上田実大会長、名大教授)が、「再生医療の実用化をめざして―基礎研究から実用化までの戦略―」をテーマに開催され、1,800名以上が参加した。  会長講演では、上田氏が「再生医療の成り立ちと実用化にむけた展望」と題して講演し、日本初のヒト細胞組織製品である「培養表皮」が9年の歳月を経て承認された背景を通じて、日本の再生医療産業の問題点とその解決法を提示した。  また、本大会から日本再生医療学会に歯科分科会が設立されたことを記念し、「歯科分科会設立記念シンポジウム」も開催され、「再生医療の臨床応用:歯周組織」「インプラント治療と歯槽骨再生」「口腔組織再生の基礎」「歯の再生研究の最前線」の4つのシンポジウムが企画された。  その他、昨年秋に人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に成功した山中伸弥氏(京大教授)の特別講演をはじめ、脳・神経・組織幹細胞・歯・歯周組織・肝臓・膵臓・心臓・血管新生・軟骨・毛髪といったさまざまな分野における最先端の再生医療の研究発表が多数行われた。  なお、『ザ・クインテッセンス』2007年12月号掲載の特別座談会「再生歯科の新たな潮流」では、上述の中内氏や上田氏らにより、日本再生医療学会に歯科分科会が設立されるまでの経緯や今後の再生歯科医療の展開などについて解説されている。

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