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2014年11月8日

EPSDC研修会、Stage2「診査診断学アドバンス・診療システム構築コース(最終回)」を開催

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 さる11月8(土)、9日(日)の両日、東京国際歯科(東京都)において、EPSDC研修会(宮下裕志主宰)による「ステージ2 診査診断学アドバンス、診療システム構築/ハイジニストワークコース最終回(全9回)が開催された。

 8日の最終講義では、理想的な臨床を行う上での適切な診査・診断、適切な医院のシステム、原因除去療法について、1年半かけていままで学んできたことの総括が行われた。患者の歯が失われない、新たな疾患が生まれないようにするためには、単なる治療技術や術者主導のメインテナンスが大事なのではなく、患者自身が自らの健康を管理していくことが必要であり、そのために医療従事者が本当に何をしなくてはならないのかが語られた。その後サーティフケート授与式と、懇親会が行われ、熱いディスカッションは深夜まで続いた。

 9日は、西山 暁氏(医歯大歯学部顎関節治療部)を招き、顎関節症の診査・診断、治療についての特別講義が行われた。顎関節症に対する考え方の変遷と、一般開業医における診査・診断の勘所を、デモと実習を交えながら学んでいった。治療に関しては、病態と病因の治療のバランスをとることが重要であり、多因子が絡んでいる顎関節症治療の考え方を学んだ。そのなかでも、習慣行動因子であるブラキシズム、TCHについて深く掘り下げ、行動変容法を応用したTCHのコントロールについて、患者役、歯科医役に分かれてロールプレイングを行い、その対処法について学んだ。

 本コースのすべての日程が終了した。長く患者さんの口腔内の健康を維持できる、本当の歯科医院を目指して、次のステージ(ペリオコース)が来年からスタートする。