2014年12月6日掲載

「温故知新 レーザー歯学のパラダイムシフト」をテーマに

<font color='green'><B>第26回日本レーザー歯学会総会・学術大会開催</B></font>

<font color='green'><B>第26回日本レーザー歯学会総会・学術大会開催</B></font>
 さる12月6日(土)、7日(日)の両日、タワーホール船堀(東京都)において、第26回日本レーザー歯学会総会・学術大会(横瀬敏志大会長、渡辺 久理事長)が大会テーマに「温故知新 レーザー歯学のパラダイムシフト」を掲げて盛大に開催された。  今回の学術大会では、Er:YAG、炭酸ガス、半導体、3Dプリンタを網羅した「各種レーザーの基礎と臨床 第1部」(青木 章氏:医歯大、船登彰芳氏:石川県開業、西山俊夫氏:神奈川県開業、榎本博之氏:歯科技工士)、歯科保存領域への応用、う蝕探知用光学機器としての応用、1診療所としての炭酸ガスレーザーの臨床像が示された「各種レーザーの基礎と臨床 第2部」(木村裕一氏:奥羽大教授、大橋英夫氏:明海大、松延允資氏:福岡県開業)のシンポジウム2題、特別講演「歯科治療と骨代謝」(山口 朗氏:医歯大教授)、海外招待講演「アメリカにおける歯科レーザー治療の現状」(Dr. Keisuke Wada:米・ペンシルべニア大)、認定講習会、ランチョンセミナー、招待講演、安全講習会、ポスター発表、企業展示などが行われた。  さまざまな波長のレーザーをバランスよく演題に取り上げられていたが、保険診療にも搭載されたEr:YAGレーザーに関する演題がとくに多く、そのシェアの高さがうかがえた。また、安全講習会「歯科用レーザー安全管理の基礎知識『レーザーのスイッチを入れるその前に』」(高森一乗氏:日大)は、当学会では毎年組み込まれている話題で、レーザー治療の危険度の理解と、メガネ着用をはじめとする安全対策の徹底を呼びかけるものであった。

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