2015年2月25日掲載

<font color='green'><b>第2回がん診療医科歯科連携推進協議会開催</b></font>

<font color='green'><b>第2回がん診療医科歯科連携推進協議会開催</b></font>
 さる2月25日(水)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第2回がん診療医科歯科連携推進協議会が開催された。  大久保会長ならびに正林督章氏(厚生労働省健康局がん対策・健康増進課長)による挨拶後、報告では佐藤 徹氏(日歯常務理事)より日歯が取り組んでいるがん診療医科歯科連携推進の事業計画が示され、益池靖典氏(厚生労働省健康局がん対策・健康増進課主査)よりがん対策の現状や医科側への周知など、今後の展望が示された。また、上野尚雄氏(国立がん研究センター中央病院歯科医長)より、がん医科歯科連携に関する情報提供として講習会で使用する全国共通のナショナルテキストや動画の紹介もなされた。  その後の事例発表では、埼玉県(三木昭代氏、埼玉県歯科医師会理事)、大阪府(津田高司氏、大阪府歯科医師会常務理事/木村 豊氏、市立堺病院外科統括部長)、広島県(上川克己氏、広島県歯科医師会理事/伊藤 孝氏、福山市歯科医師会地域連携室委員長)といった3府県歯のがん診療連携に関する取り組みが報告された。  最後に行われたパネルディスカッションでは、がん診療医科歯科連携を推進するための課題として、診療情報提供書作成の負担軽減やスムーズな紹介システム構築、口腔ケアの認識を高めるための啓発活動、チーム医療推進のための教育・研修など多岐にわたる意見が出され、時間を超過するほど熱心な意見交換が行われた。

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