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2015年4月16日

赤ちゃん歯科ネットワーク4月定例会開催

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 さる4月16日(木)、恵光寺(茨城県)において、赤ちゃん歯科ネットワーク(石田房枝代表)による定例会が開催され、会員の歯科医師・歯科衛生士ら約30名が参加した。

 「赤ちゃん歯科ネットワーク」は、子どもたちの健康な成長発育について熱心に取り組んでいる歯科医療者を中心とした研究会であり、発起人である石田房枝氏(茨城県開業)を中心に、2008年に前身である「赤ちゃんから学ぶ会」を立ち上げ、2014年4月から現在の名称に変更した。本会の定例会では、まず午前の部で、実際の患者さん(乳児と保護者)を対象とした「赤ちゃん歯科相談」を行っている(会員のみ参加可能)。一方、午後の部では、毎回さまざまな職種の講師を個別に招聘し、講演を行っている(非会員も参加可能)。

 今回は、「唇顎口蓋裂児の現状、対応方法について」という演題で、五十川伸崇氏(国立成育医療研究センター病院小児歯科医員・医歯大大学院非常勤講師)が講演した。氏は、唇顎口蓋裂に関する基本情報から、小児歯科医である自身と唇顎口蓋裂児とのかかわり、チーム医療の実際、Hotz床と術前鼻歯槽形成法(PNAM)の手技について詳説したうえで、「唇顎口蓋裂の治療には、患児の成長発育時期に応じて、産婦人科、新生児科、形成外科、耳鼻咽喉科、言語聴覚士、矯正歯科、小児歯科などの多職種による連携が重要である」と強調した。

 本会は、偶数月の第3木曜日に開催され、次回は6月18日(木)に開催予定。