さる1月24日（木）、新歯科医師会館にて日本歯科医師会（以下、日歯、大久保満男会長）による定例記者会見が開催された。
　会見のなかで、大久保会長は「8020運動が20周年を迎えるにあたり、企画会議を立ち上げ、記念事業を計画していく。11月下旬をめどに、20周年記念事業としたさまざまな記念式典やシンポジウムを開催し盛り上げていきたい」と述べた。また、8020財団の基本理念について触れ、「財団の目的は、研究と8020運動の普及である。国民運動としての8020運動を進め、高齢者の健康を守る課題は、まだ十分だとは思えないので20周年記念事業のなかで実現したい」と述べたうえで、国民運動として周知させるために8020運動の象徴的な人物を11月までに探す予定とのこと。
　その後、記者団からの「歯科の新規技術申請への評価」の質問に対して大久保会長は、「前回の診療報酬改定では申請自体がゼロであったが、日本歯科医学会（江藤一洋会長）などの努力によって、今回は85項目を申請し、6技術が了承されたことに対しては高く評価する」と述べ、今後は開業医が使用できる新技術開発へも期待を寄せた。