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2016年2月14日

九州歯科大学同窓会、創立90周年記念シンポジウムを開催

「保健・医療・介護・福祉をつなぐための歯科からの提言~2025年問題に対する歯科界の挑戦~」をテーマに

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 さる2月14日(日)、東京国際フォーラム(東京都)において、九州歯科大学同窓会創立90周年記念シンポジウム(九州歯科大学同窓会主催、九州歯科大学同窓会関東地区連合会共催)が「保健・医療・介護・福祉をつなぐための歯科からの提言~2025年問題に対する歯科界の挑戦~」をテーマに開催され盛会となった。

 本シンポジウムは、九州歯科大学同窓会創立90周年を記念した事業の1つであり、国民皆保険達成から55年、過去と現在を総括し未来につなぐ節目の本年、保健・医療・介護・福祉をつなぎ、歯科界の未来に向けたビジョンを提示しようと企画されたもの。当日は、関係者らによる挨拶の後、基調講演とシンポジウム、総合討論が行われた。演題、演者を以下に示す。

・基調講演
「日本歯科医師会の役割」(深井穫博氏・日本歯科医師会常務理事)
・シンポジウム(午前座長:西原達次氏・九歯大学長、米谷敬司氏・同窓会関東地区連合会学術、午後座長:菊池 誠氏、品川 隆氏・同窓会関東地区連合会学術)
「口腔保健と歯科医療」(宮崎秀夫氏・新潟大教授)
「高齢者歯科からの提言」(大渡凡人氏・医歯大准教授)
「歯科衛生士の役割」(引地尚子氏・九歯大教授)
「口腔外科からの提言」(喜久田利弘氏・福岡大教授)
「補綴科からの提言」(佐藤博信氏・福歯大教授)
「脳科学から歯科への提言」(吉野賢一氏・九歯大准教授)

 各講演では、地域包括ケア、チーム医療、コモンリスクファクターアプローチ、オーラルフレイルといったキーワードが目立ち、超高齢社会における今後の歯科界のあり方についてそれぞれの立場から提言がなされた。また総合討論では、現場の歯科医師の再教育、一度現場を離れた歯科医師や歯科衛生士の再教育などの話題もあがり、会場からもさまざまな意見が寄せられ終始盛会となった。