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2016年5月15日

NobelGuide® Planning教室第3回合同カンファレンス in Tokyo開催

「治療に自信を 結果に満足を」をテーマに

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 さる5月15日(日)、THE GRAND HALL(東京都)において、NobelGuide® Planning 教室第3回 合同カンファレンス in Tokyo(ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社主催、マイケル・トンプソン代表取締役社長)が250名以上の参加者を集め、盛大に開催された。

 NobelGuide® Planning 教室は、デジタルテクノロジーの発展にともないインプラント治療において広く普及した、ガイデッドサージェリー、3Dプランニングなどのソリューションを支える取り組みとして、全国各地で開催されている。本カンファレンスは、その全教室の講師および参加者が一堂に会し、インプラント治療のプランニングの要点を講演・ディスカッションすることを目的として開催された。

 大会長である中村社綱氏(熊本県開業)の開会挨拶に続き、まずは「次世代を担う若手ドクターの取り組み」と題したセッションが開かれ、4名の演者が登壇。サージカルテンプレートを用いたインプラント症例、上顎前歯部欠損にブロック骨移植とGBRを併用した症例などが発表された。

 次に、「予知性の高い治療計画とは―歯科医師と歯科技工士の役割―」と題したセッションでは、木津康博氏(神奈川県開業)、白鳥清人氏(静岡県開業)、中村社綱大会長および3名の歯科技工士が登壇。各種インプラント治療における歯科医師と歯科技工士の連携の実際について、詳細な解説がなされた。

 昼食休憩時には、ノーベル・バイオケア・ジャパン社より、2016年の新製品としてNobelParallel Conical Connection、NobelDesign、FCZ Crownが紹介された。また、本年後半には、サージカルテンプレートの国内生産が可能になるとのアナウンスがなされた。

 午後は、「ゴールを見据えた診査・診断、治療計画とは」と題したセッションが開かれ、三好敬三氏(東京都開業)を始めとした5名の演者が登壇。NobelGuide®を応用した無歯顎症例、サイナスリフト適用症例、All-on-4コンセプト適用症例などが提示され、治療計画立案時や施術時のポイントについて解説がなされた。

 最後は「同一症例における治療計画の考察―3演者による3考察―」と題したセッションが開かれ、今井健二氏(愛知県開業)、北所弘行氏(北海道開業)、小林祐之氏(富山県開業)が登壇。中村大会長が提起した課題症例(上顎臼歯部に不良インプラントが埋入され、全身疾患を有する患者)に対する治療計画をそれぞれ提示した。また、各演者が類似症例を供覧し、治療計画立案の根拠とポイントについて、詳しく解説した。

 いずれも示唆に富んだ講演が展開され、終日盛況を博した本カンファレンスだが、その背景として、長年継続している各地のNobelGuide® Planning 教室の内容が非常に高質であり、人気を博し続けていることがうかがえた。