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2016年6月30日

(一社)日本歯学系学会協議会、第14回講演会を開催

有賀 徹氏を招聘し、「新しい専門医制度の現状と課題」をテーマに

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 さる6月30日(木)、昭和大学旗の台キャンパス(東京都)において、一般社団法人日本歯学系学会協議会(宮崎 隆理事長)による第14回講演会が「新しい専門医制度の現状と課題」をテーマに開催された。講師には、日本専門医機構副理事長(6月まで)の有賀 徹氏(独立行政法人労働者健康安全機構理事長、昭和大名誉教授)を招聘し、「医科における専門医制度の現状と展望」と題する講演が行われた。

 有賀氏は、2017年度からスタートする予定の新専門医制度の最新動向や、医科における専門医制度の現状について概説。また、自身が委員長を務めた「総合診療専門医に関する委員会」にも触れ、総合診療専門医を育成する研修プログラムのカリキュラムの紹介や課題なども挙げながら、総合診療専門医の医師像について問題提起した。

 その後の会場との質疑応答では、歯科関係者からの積極的な意見が出されるなか、有賀氏は歯科における専門医制度のあり方について、「歯科医療全体を俯瞰できるような歯科医師が地域のリーダーシップをとり、地域住民のために行政と議論できる歯科専門医を輩出することが必要であろう」とアドバイスした。