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2016年10月10日

MEGA’GEN Any Ridge Implant 日本発売記念特別講演会開催

「究極のMinimally Invasive Surgeryを目指して」をテーマに

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 さる10月10日(月)、ソラシティホール(東京都)において、MEGA’GEN Any Ridge Implant 日本発売記念特別講演会(株式会社メガジェンジャパン主催)が「究極のMinimally Invasive Surgeryを目指して」をテーマに約200名以上の参加者を集め盛大に開催された。

 午前は最初にDr. Kwang-Bum Park(韓国・Kyungpook大・MEGA’GEN社 CEO)が登壇し、any Ridge Implantのデザインについて解説した。そしてその独特なスレッド形状により強固な初期固定が得られることを活かした症例を供覧した。

 続いて林 揚春氏(東京都開業)は骨質に応じてスレッド形状を選択するany Ridge Implantの特徴を解説した後に、上顎前歯部において唇側の硬・軟組織の温存を図れるソケットシールドテクニックについて解説した。

 午後はまずDr. Jong-Cheol Kim(韓国・Chunnam national大)がMEGA’GEN社のコンピュータガイデッドサージェリーシステムR2 GATEの開発者の一人として、骨密度をカラーマッピングするなどの機能を紹介した後に、実際に使用した症例を供覧した。

 次にDr. Miltiadis Mitsias(ギリシャ開業)が先端部で強固な初期固定が得られるany Ridge Implantの特徴を活用し、ソケットシールドテクニックと同様に残存歯を活用したRoot membrane techniqueを紹介した。

 Prof. Thomas J. Han(南カリフォルニア大)は、前歯部の唇側骨のない状態での即時埋入、前歯部の歯間乳頭の再生手技など、硬・軟組織増生を応用した審美領域におけるインプラント治療について解説した。

 その後、「安全で低侵襲な治療を可能にするany Ridge Implantの臨床応用」として川添祐亮氏(広島県開業)、有賀正治氏(長野県開業)、中村雅之氏(東京都開業)が短くても強固な骨結合を得られる特徴を活かしてサイナスリフトを回避し臼歯部にインプラントを埋入した症例や、安全な下顎管との距離を保ちインプラントを埋入した症例などを供覧した。

 最後に再び林氏が登壇し、午前に解説したソケットシールドテクニックを応用した全顎的な症例を供覧した。

 Minimally Invasive Surgeryというテーマにふさわしい講演会であった。